何のために変わるの?誰のためのイメチェン?
人は自分をどう見せたいか、を必ず持っています。
例えば男性なら、女性に「カッコよく」見られたい、とか「上品に」見られたいと誰でも思うでしょう。女性ならみんな「美しく」「若く」見せたくありませんか?
会社だって同じです。取引会社やお客には「信用があるような」「実績があるような」イメージに見られたいという願望はどんな社長にだってあるはずです。
例えそれが現実から離れていたとしても、そのイメージや願望が明確であればあるほど、実現に向かう力も強くなります。
だから、「ウチはこんな会社だからデザインもこんなもんでいいや」っていう会社は、ロゴマークをデザインをするメリットはあまりありません。
明確な目標と願望、「誰々にこんなふうに見られたい」「こんなお客と付き合いたい」といったイメージを具体的に持つことが、ロゴマークに命と力を吹き込みます。
「幕府軍を倒す」という明確な目標があったから、新政府軍の「錦旗」は団結と力の象徴になり得たのです。
オリンピックの日の丸も同じ。日の丸は外国の選手に勝つための団結の象徴なのです。
ロゴマークは、会社の「明確な目標と願望」を伴って始めて強力なパワーを持ち始めます。
「ファミリーが楽しめるゴルフ場」というコンセプトに対して、具体的な目標・願望として、「子供がまた連れてきてと言う、帰りたくなくなる程楽しくなる総合アミューズメント型ゴルフ場」というイメージを設定するとどうでしょうか。ロゴマークのイメージもなんとなく想像できませんか?
今どうあるべきかではなく、イメチェンする目的(いつ、誰に、何を、どうしたいのか)を設定することで、ロゴマークは目標達成のための“象徴”になるのです。