キーワードはトータルコーディネート

ロゴマークは、よく「会社の顔」というふうに例えられます。
でも、顔だけを美しく化粧したからといって、着るものに全く無頓着では、せっかくの顔も台なしです。
逆に服装のセンスがいいと、顔の方は少々悪くてもごまかされてしまいます。

要は、“オシャレ”にはトータルコーディネートが大切なのです。
せっかくイメチェンするのに、印象が悪くなっては本末転倒です。
でも、その「コーディネート」ができてない所が案外多く目に付くのです。
それはなぜでしょう?

ロゴマークが“CIブーム”によって脚光を浴びてから、企業にとってのロゴマークの存在も大きくなりました。
それに伴い、ロゴマークの製造元も増え、どんなデザイナーでも、あるいは素人でも、マーク(のようなもの)を簡単に作れるようになりました。
ロゴマークを作ることがメイクアップすることならば、服装をコーディネートすることは、どんな目的で、どこへ行くか、どんな人に何をアピールするかを考えることです。 実はロゴマーク以上にもっと重要なことなのです。
これをハズすのは、友達の結婚披露パーティーに完璧にメイクアップしてジャージ姿で出かけるようなものです。
あるいは会社の重要な取引先との初会合に、ユニクロのジーンズで行くようなものかもしれません。

コーディネートには、多くの業種での経験や知識を必要としますので、メイクアップとは違ったテクニックやセンスが必要になります。
このデザインが、イメージの成功と失敗の大きな分れ目なのです。

ここで言う服装とは、ロゴマークを表示していく様々なデザイン物件のことです。ロゴマークは、展開する目的や意味(戦略)を考えてトータルコーディネートで開発しなければ、効力は発揮できません。